• Mr.Children
  • アーティストレビュー
  • 純粋なロック・バンドが、いわゆるアイドルや歌謡曲(Jポップ)のアーティストと同様にチャートを賑わせるようになって久しい。ホコ天バンド人気やヴィジュアル系の台頭などと連動してそういった状況が生まれたと思われるが、Mr.Childrenは着実なライヴ活動で叩き上げられ、トップに昇りつめたバンドである。89年に桜井和寿(vo&g)、田原健一(g)、中川敬輔(b)、鈴木英哉(dr)の4人によって結成され、92年に第5のメンバーともいえる小林武史プロデュースによるミニ・アルバム『EVERYTHING』でデビュー。93年頃から徐々に注目を集め、ついにシングル「CROSS ROAD」が120万枚以上のセールスを記録した。以後、日本を代表するロック・バンドとして不動の地位を確立しながら、「innnocent world」(第36回日本レコード大賞受賞)「終わりなき旅」「Sign」(日本レコード大賞・金賞)「GIFT」「HANABI」など数々の大ヒット・シングルを発表。オリコン・シングル・チャートにおいては「innocent world」以降の全シングルが初登場1位を獲得しており現在も記録を更新中である。壮大なサウンド・アレンジが光るバンド・アンサンブルと、桜井自身の直情ともとれる歌詞――ポップ感あふれるノリのいいナンバーも、アコースティックが冴えわたるバラード調の曲も、真っ向勝負でかます4人の真摯な姿勢には、ロック・バンドとしての自信と新境地へ向かう勇気を垣間見ることができる。