• The Prodigy
  • アーティストレビュー
  • リアム・ハウレット(Writer&Producer&Mixer)、キース・フリント(Vo&Dancer)、リーロイ・ソーンヒル(Dancer)、マキシム・リアリティ(MC)によるザ・プロディジーは、91年に「What Evil Lurk」でデビューを果たし、ハード&アグレッシヴなブレイク・ビーツ・サウンドで、瞬く間にアンダーグラウンドからメジャー・シーンにのし上がった。いち早くドラムンベース、ビッグ・ビートのスタイルを実践。キース・フリントのヴォーカルが冴えわたる『The Fat Of The Land』(97年)は、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの垣根を遥かに超え、ロック/オルタナティヴのリスナー層からの支持も獲得――90年代のUKクラブ・カルチャーにおける最大のエポック・メイキング的作品となった。その後それぞれのソロ活動などで一時活動休止状態に。その間、00年にリーロイ・ソーンヒルが脱退している。バンドは01年よりロック・フェスを中心に活動を再開。常にチャートのトップを独占しながら、エンターテインメント性満載のエキサイティングなステージ・パフォーマンスとサウンドで地球を席捲する。――イギリスにおけるレイヴ・カルチャーが爆発し、頂点を迎えた後の象徴的なバンドといえるだろう。04年にリリースした7年ぶりのアルバム『オールウェイズ・アウトナンバード、ネヴァー・アウトガンド』はジュリエット・ルイス、 オアシスのギャラガー兄弟ら多くのゲスト・ボーカルを招いて製作され、レコーディングにはマキシムとキースは参加していない。そして09年2月25日にはリアム、キース、マキシムの全メンバーが参加したアルバムがリリースされ、同年9月には日本で彼らがヘッドライナーのフェス『WARRIORS DANCE FEST』が初開催されるなど、未だ彼らが音楽シーンに与える影響は大きい。